昨日に続いて、ペーパーコードチェアの張替え。
昨日は実は第二ステップまでご紹介していますが、
肝心の第二ステップの、すて巻きについては、動画がありませんでした。。。
すて巻きも、巻き初めから、5回巻いて隣へ移動を繰り返していきます。
第二ステップ後の座面はこんな感じです。
どうやら、この椅子の職人さんは、真ん中からスタートしている様子でしたので、
真ん中から外側に向かって張っていきます。
そして、、、すて巻きが終わったら、次は第三ステップの横張へ。
【やってみました!! ペーパーコード張替え 第三ステップは横張】
横を張る時は、木材をはさんでからスタートすると、作業しやすいとの事ですが、
座面は真ん中がカーブしてへこんでいるシルエットなので、
今回は短い木材を割りばしで代用してスタート。
そして、思わぬハプニングが!!!
先ほどの動画の最後も、何かしている様子で終わっていますが、
なんと、ペーパーコードがよれてしまって・・・
お祭り騒ぎ!!!です。もう笑うしかないですね♪
こんな時、買付でも数々のピンチを乗り越えている、加藤さんに相談。
『どう思いますか?』
『うーん、結構だね。電話のコードみたいになってるから、ねじるしかないよね。』
『なるほど・・・電話のコード・・・そしたら、反対側から巻いてみます!』
たぶん、これが、一番いい解決策だと思う。と信じて・・・
冷静に、反対側のコードの端から、まき直しを進め・・・
ねじれたところを解きながら、まき直し・・・
まき直し・・・まき直し・・・
何とか、切らずに、張る作業ができる位置まで解くことが出来ました。
【やってみました!! ペーパーコードの座面張替え 横張中盤戦】
【やってみました!! ペーパーコードの座面張替え 最後】
ちなみに、このペーパーコード素材としては、紙なのですが、
3本を寄ってあるため、ねじってまとめているような素材です。
決して、柔らかいわけではないので、慣れるまでは肌が擦り切れる感じ。
この段階だと、隙間が詰まって、よりしっかりテンションがかかっているので、
最後の割りばしは、ビクとも動きません。
外すときは、ラジオペンチで引っこ抜きます。
今回の作業では、先曲がりラジオペンチが使いやすかったので、相棒です。
ダニッシュネイルの隙間に、ペーパーコードを巻く時も
指先ではできない作業をサポートしてくれました。おすすめです。
最後の仕上げは、千枚通しで隙間を整えて・・・
完成!!!
1回目は、横張のやり直しを3回していたので、計17.5時間かかってしまいました。
今回は、おおよそ8時間。
そして、おまけのペーパーコード祭りが+6時間。
一筋縄ではいかないところが、、、おもしろいですね。
つい先日のこと。
『じゃあ、次3脚目は、もっと早くできるね!!』
と、お客様に店頭でお声がけいただいたのですが、
今のところ、3脚目は無いのです。。。
次回の買付では、きっと出逢えるはず!!
その時は、ぜひ3脚目リポートします。
店頭にお越しの際は、ぜひ座っていただければと思います。