こんにちは
いつも何かしら家具のメンテナンスしている
BLOG初登場のstaff S です
6月の爽やかな季節がやってきましたが
勉強や仕事といった長時間作業で
体が疲れたり、状況によってこの作業はこの高さでやりたいと
考える瞬間がある方は多いのではないでしょうか。
そこで皆さんにご紹介したいのは
日々の生活を更に快適にするためのアイテム、
デンマークで誕生した"KEVIチェア"です。
KEVIチェアは1958年にデンマーク工房
「Kettel&Villadesen」から発売されており、
このチェア誕生には
ある建築家によって作られたのですが
ご存じでしょうか。
そう、”ヨルゲン・ラスムセン”です
どなた?と思う方も多いかもしれませんが、彼はなんと
私たちが家や学校で使っている・使っていた
昇降機能を備えたデスクチェアの元を作った方なんです!
私の学生時代は皆、上がって下がって~回って~と遊んでいました。
(過去の私にそれは遊ぶものじゃないよと教えてあげたいです.....。)
ちなみに店頭にあるのは発売当初の4本脚です。
昇降機能とフットレスト付きと珍しいタイプのKEVIチェアです。
フットレストのあるKEVIチェアは、資料などでも見たことがなく
もしかしたら、持っていた方が特別にオーダーしたもの?
カスタマイズしたもの?
それともラスムセンが特別な誰かにオリジナルデザインしたもの?
と、staff同士でも推測しています!
キャスターを詳しく見ると、金属製のカバーの中に
1つの車輪が収まっているデザインは
ヴィンテージに見られる特徴で
おそらくヨルゲン・ラスムセンが初めて設計した
モデルの一つと考えられます。
(人間工学に基づいてデザインされたプライウッド製の背座と昇降機能)
背もたれと座面は、レバーを使って簡単に高さと角度の調節ができるので
骨格が違えど体のラインがフィットするように設計されており、
自分の楽な体勢を見つけられます。
KEVIチェアの歴史における重要な機転は
キャスターにあります。
発売当初のキャスターは金属製で作られており
不安定で重く床を傷つける上に高コストと
デスクチェアとしては不向きな物でした。
しかし
1965年にラスムセンの双子の兄弟「イブ・ラスムセン」が
試行錯誤の末
プラスチック製のダブルキャスターを発明。
採用した後、
機能性の高さから世界的にヒットし現在でも
製造を続けるロングセラーアイテムとして現在も愛され続けています。
補足ですが、
時代と生産する工房によってキャスターの脚数が違っていて
1958年代にデンマーク工房「Kettel&Villadesen」発売された
キャスターの脚は4本脚で製造されていたそうです。
生産終了後、
1986-2008年の間にフリッツハンセン社が再生産。
現在の製造を手掛けているエンゲルブレヒト社で手掛けており
現行は5本脚しか製造されていないとのこと。
激しい競争が渦巻く製造業界では、
生産終了後に次の担い手が現れず
消えていくブランドが数多く存在します。
しかし、KEVIチェアは
他の製造メーカーによって生産され、長きにわたり愛され続けています。
その理由には、
①デザイン性 ②快適性と機能性 ③高品質な素材と耐久性
④ブランドの歴史と信頼 ⑤多用途性
の優れた特徴が時代を超えて
支持される存在となっているんですね。
自宅やオフィスでの作業に活躍してくれる一脚です!
ぜひ、この機会に店舗に脚を運んで座っていただけると嬉しいです!
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