さて、タイトルの通りなのですが、
テラヴィーバをご自宅で眺めているとき・・・
店頭で眺めているとき・・・
ふと、あれ?こんな風にもつかえるのでは?と
アイデアが降りてくること、ありませんか?
テラヴィーバの楽しみ方を見つけていただく
アレンジ上手な方の、実現したアイデアをご紹介します。
まずは、テーブル本体をお持ち込みいただいての加工。
きっかけは、テラヴィーバのサイドテーブルを、ご購入いただいた
お客様のお宅でご覧いただいたこと。
そこからご来店いただき、実は自分が持っているテーブルに
埋めることも考えていて・・・。というお話を伺い、
天板の厚みがあれば可能ですよとご案内。
そして、急なお引越しのお話もあり、仙台を離れることに。
お引越しに際して、お手持ちのテーブルを預けに来てくださいました。
このテーブルなのですけれど、加工できるかどうか、置いていきます!!
という流れに。
20年近くご愛用のテーブルは、表面の質感もところどころ違いがあり、
この状態から、せっかくだから綺麗に、も、したいというご相談で。
まずは・・・
サンディングをして、表面を蜜蝋でしっとり仕上げます。
木目も綺麗に際立ってきました。
ここから、ルーターで掘り進めます。
ちなみに、角から5㎝は、木部の破損を避けるためにスペースを取っています。
そして・・・
ルーターで掘って、
タイル用の接着剤で固定して、
乾いてから目地を入れて、
こんな風に、フラットに仕上がっていきます。
テーブル全体の印象は、見違える仕上がりになりました。
ここで一つ、難題が。
『ウレタン塗装にはしたくないのです』
ウレタン仕上げにはしたくないけれど、汚れにくいほうが嬉しい。
それが、本当にかなえたいポイントですよね。私も、そう思います。
そこで、店頭でも時々ご案内しておりますが、ハワード社の製品について、
いつも担当のIさんを困らせる私。
今回は、こんな使い方が理想なのですが、今までチークのテーブルなどにも相性抜群の、
フィーデンワックスだと、正直なところ水をかけて拭き取ったりすると、、、
撥水力にも限界がありますよね、と質問。
すると、楽器用なので剥離の手間がかからないように、ほどほどに取れることが
必要なのですという回答をいただき、今回のようなケースには、
撥水用の別なワックスを、と教えていただきました。
パッケージもかっこいい、こちらです。
主成分は、ビーズワックス・オレンジオイル・カルナバ蝋
そこに、紫外線防止剤と、マイクロクリスタリンワックスが配合されていることで、
融点が82℃。水拭きしても、取れにくい仕上がりに。
この、ワックス仕上げで、フィーデンワックスやオレンジオイルでも
お手入れできる上に、水をこぼしても撥水に。
うっかり汚れも防止できます。
まるく磨いて、仕上げ磨きをして・・・
表面の凹凸もなめらかに、しっとりきれいな仕上がりになりました。
お引越し先にお届けして、数年。
何かご相談があれば、遠方からでも、いつでもご連絡くださいませ。