今日は、デンマークのヴィンテージチェアの中でも、
ペーパーコードを使ったチェアをご紹介します。
もともと、入荷時のコンディションは、こんな感じ。
使い込まれて慣れてきたペーパーコードが座り心地いいものなのですが、
部分的に擦り切れています。
日頃お世話になっている椅子屋さんにも相談し、張替えを決意。
特に、座面部分の擦れているところは、前後に張っている、長い部分が切れています。
さて、今回、近いコンディション椅子が2脚。
張替えに際して、ダニッシュペーパーコードを準備。
まずは、今張ってあるぺーパーコードを外していきます。
と、ここで、発見!!!
まずは、すて巻き部分を外していき・・・ますが、
ぜんぜん、簡単にほどけない!!!
ニットみたいに、簡単にほどける仕組みではないことが分かりました。
だって、こうやって止まっているので・・・
1本擦り切れたぐらいでは、ビクともしないのです。
おそるべし、職人技。最初に考えたのは誰なのでしょうね。
【やってみました!! ペーパーコード まずは外すところから 動画はこちらから↓】
外し終わったら、いよいよ、張る作業スタート。
第一ステップ:縦巻き①
前後の長いところを、ダニッシュネイルに引っ掛けながら、張っていきます。
【やってみました!! ペーパーコード 縦の長いところを張る 動画はこちら↓】
こんな風に、縦の長いところを張ります。
次のステップは、縦のすて巻き。
この長いところの間を、5本ずつ巻いて、間隔を揃えます。
進めていくと、等間隔で揃って、隙間なくきっちりしていきます。
縦巻きが終わったら、いよいよ、今度は座面全体を支える、横巻スタート。
この続きは、明日に続く。