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今日は、最近せっせと磨いていた、ダイニングテーブルについて


インスタでもご紹介していましたが、BEFOREの写真が見つかりました。


こんな感じで、先週までBOLIGの店頭に並んでいて・・・






何だか・・・天板の様子がきちんと見えませんが・・・


かろうじて、こちら。


輪シミ、見えますか・・・?


もともと、こちらのダイニングテーブルは、天板の裏に、1963年?の刻印があります。






2020年で、57歳。


これまで、いろいろな経験をしていることでしょう。



うっかり、磨く前の写真を撮り忘れていたので、探したところ・・・





ありました!SESAMEのブログに発見!!!




こちらのテーブルです。







この時は、フィーデンワックスでお手入れしています。




エクステンションを開いて・・・









こんな感じに。中央部分の輪シミが目立ってしまいます。







また、水滴の後のような、色のムラも見えます。



暮らしの中で使うという事は、こういう事です。暮らしているのだから。




そして、ここから磨いていきます。










使っているのは、Howard社のレストアフィニッシュ。




丁寧に、耐水サンドペーパーで研いでいきます。




力の入れ過ぎに気を付けて。









暮らしの記憶と共に、お手入れをしながら、使っていく。



剥離して再塗装するのとは違う、おもいでを楽しみながら使うテーブル。



昨日磨いてから、1日。



今日は、こんなご様子です。







しっとり、色ムラについても、違ってみえませんか???




こちら、店頭でも引き続き仕上げていきます。




もともとの、輪シミの位置は、お魚の顔の辺り。








今回のように、家具をお手入れしたい時、


まずは、小さいモノから一緒にメンテナンスを体験できるよう、



メンテナンスコーナーを準備しています。



ご案内できるときに、ぜひまたご案内いたします。










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BY noriko niinuma | 2020-06-13 21:46:05 | 北欧ヴィンテージ家具 収納

今日は、ウォールシステムのご紹介です。


ウォールシステムって?!と思いますが、


当時、とても人気のあった収納家具です。






スマートに壁面を活用し、収納と飾るスペースを生み出しています。


こうやって、日用品を飾りながら愛でる、暮らしにつながるんですね。




そして・・・前回まで、入荷しているウォールシステムは・・・






柱が多く、収納力が多かったのですが・・・


もれなく、全部付いてくるスタイルでした。



今回は、こちら。







柱が2本、

棚板が2枚、

雑誌用の棚が1段


と、






収納力の決め手は、チェスト部分です。引き出し4段。








そして、脚が無いのが特徴です。


壁面に柱を取り付けて・・・







全て、位置を調節できる、可動式になっています。


これなら、飾りたい・収納したいアイテムに合わせて


動かすことが出来て、楽しみ方も広がりますね。


こちら、もともと柱が無かった為、オーク材で加工しました。


キッチンの背面や・・・玄関回りなど、


作り付けの収納にするには・・・と迷っている場所に、ご検討くださいませ。


前回、お客様宅に取り付けに伺った際の記事は、こちらです。


ぜひご覧ください。




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BY noriko niinuma | 2020-06-12 12:38:44 | 北欧ヴィンテージ その他

今日は、スウェーデンのヴィンテージタペストリーをご紹介したいと思います。

グリーン系のグラデーションが綺麗なこちらのタペストリー。

スウェーデンのデザイナーの作品です。


家や風景を描いているように見えますが、


遠くにお城が見えるような・・・実在するお城なのでしょうか。


ちょっと調べてみたくなるような。。。




彩も、デザインも、とーっても素敵。


インテリアのアイテムを何か増やしたいけど、


すっきりまとめたい!!


そんな方にお勧めです。




下に置いている椅子の座面は、深いグリーン。


木の色の他には、グリーン系でまとめると、


とてもすっきり、シンプルにまとまります。


ちょっと離れてみると・・・







こんな感じです。


タペストリーに視線が行くので、他のところはあまり目立たなくなります。





また、同じぐらいのインパクトのある、素敵なデザイン。



背景は、ダークブラウン系の木の壁面です。





ちょっと、ログハウスのような、木の家の雰囲気で・・・



デザインは、素敵なおさかなさんたち。


なかなか海には行けないかなぁ。 でも 自然を感じる楽しいデザインなら、


夏の楽しい思い出を、感じたりできますね。


あ、それか、リトルマーメイドの世界のような・・・♪♪





どちらも、タペストリーになっていますので、店頭では



木の丸棒を通しています。






そして、ブルーベースにイエローとグリーンと、パープルという配色。


ついつい、好きな色ばっかりだから、一年中飾りたい♪


と、思ってしまいます。





また、生地の加工でタペストリーを作ったり、という加工もご相談ください。


DIYの延長で自分でできちゃうアイディアから、お引き受けしてのパネル加工等、


いろいろイメージを形にするお手伝いをさせていただいております。



お部屋の気になるところはご相談ください。








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BY noriko niinuma | 2020-06-05 15:00:00 | 北欧ヴィンテージ 陶器, ARABIA

カイ・フランクがデザインした、Kilta/キルタ。

製造期間は1953年~1975年。先輩です!!



現在のティーマの原型になっているモデル。カイ・フランクの作品の中でも、

このキルタが評価されているポイントは、カップはマグカップとしても使うことができ、

ソーサーには溝が無く、ソーサーもそのままプレートとして使える、という画期的なものでした。



なんてスマートな発想!!!



そして・・・この形状はアラビアのパラティッシなどにも生きています。


今まで気になっていたバックスタンプが無い!というポイントも、今回改めて調べて納得しました。





キルタも、ルスカと同じ。仕上げの上からスタンプを押して、ARABIAの名を入れていたそうです。

白文字スタンプですね。そして、もれなく・・・悲しいのですが、洗っているうちに消えてしまうのですね。


という事で、今回入荷しているキルタはスタンプも消えている為、古いものだと再認識できました。


キルタとして発売されていた当時は、原料も陶器で、ティーマは原料が磁器になり、

個体差がありユニークなのは、陶器のキルタですね。

キルタには、釉薬に濃淡があったようで、KILTA GRAZEと呼ばれる独特な釉薬を使用していたそうです。

そこで、磁器には見られないような釉薬の濃淡が出てきます・・・淵の部分だけブルーが明るい。




味わい深い個性がありますね。



以前、テラヴィーバのMinnaさんが、いろいろな釉薬にトライするにあたり、

昔のアラビアがうらやましいと、話していたことがあります。

『実は、昔、アラビアには "6th Floor" にデザイナーの描いたデザインを仕上げてくれる

釉薬担当の専門チームが居たそうで、私にはそのチームが居ないから、

イタリアまで釉薬を勉強に行ったわ・・・』と。 そうなの?! 知らなかった!!!



なんだか、『6th FLOOR』っていう、響きがかっこいい!!



昨年の、フィンランド展でも、一番ワクワクしたのは、あ、個人的にですが、

アラビア社のマークが入った・・・焼き色見本。 もう、無駄に集めたくなりました♪



フィンランド展の想い出話をしても、このポイントで話が盛り上がる方には、まだ出逢えていません。。。


陶器の焼き色見本です。少し細長い、ドミノの札のような・・・。


いずれにしても、そうか。

磁器と陶器も素材が違うので、色を付ける方法も、使う釉薬も、時代と共に進化(変化)して

いるので、なかなか当時の製法のまま・・・という訳にはいきませんよね。

なんて、思ってみたり。



また、聞きたいことが出てきたら、ARABIA社に質問してみたいと思います♪♪






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BY noriko niinuma | 2020-05-29 09:00:00 | インポートアイテム, インテリア雑貨


前回までご紹介している、コットン100%のラグマットの他に、

同じく天然素材の、年中使えるラグマットをご紹介します。



調湿作用と言われると、ピンと来ないかもしれませんが、これからの季節に気になるのは、夏の湿気。

化繊よりも天然素材の方が、古くから日本の気候には取り入れられています。畳もその代表ですね。

FINARTEが使っている素材の中にも、天然素材の代表、ウール100%のシリーズがあります。







今回ご紹介するのは、今シーズンのNEWデザイン。


しっかり織られている、この質感。





天然織物の素材としては ”ウール七不思議” と言われるくらい、素材の魅力があります。


1. 水をはじく/水を吸う(調湿作用)


2. よく染まり色落ちしない


3. 汚れにくい(天然の抗菌作用)

4. 熱伝導率が低い


5. 燃えにくい(水分を含むため、発火温度が570℃~600℃)


6. 紡ぎやすさとフェルト性


7. 形状記憶性があり、弾力性に富む




このうち、個人的にとーーーーっても気になっていた、 
”調湿作用” と ”熱伝導率が低い” を取り上げたいと思います。



ウール素材は、髪の毛の断面のように、表面層(クチクラ層)と内側層(コルテックス層)に分かれます。

ここで鍵を握るのが、表面のクチクラ層。

クチクラ層には、外側から3層に分けられ・・・それぞれに親水性に違いがあります。

外側:エピクチクラ / 疎水性
中側:エキソクチクラ / 親水性
内側:エンドクチクラ / 親水性

この3層が素晴らしい働きをしてくれます!!!
 

屋根瓦のようにエピクチクラ層にはすきまがあり、その隙間から中に入ります。

汗:水蒸気(気体)→ 水分:液体 + 熱エネルギーの放出 と変化します。

状態変化と熱エネルギーという見出しになるような、項目です。


(もともと、私は文系なので理解が追い付くかどうか、心配ですが、、、)



人が触れているときは、寒いときは表面に水分を含まないので、冷えにくく、
暑い時も、表面に水分を含まないので、ジメジメせず快適に感じます。

登山用のインナーウエアや靴下もウール素材が使われていたりと、この性質が活かされています。



ちなみに、この熱伝導率は、綿や麻よりも低く、ナイロンやポリエステルの1/5以下になるそうです。


ウールについての実験や、科学的な性質については、各種情報サイトにも掲載がありますが、
夏に向けては、不快な湿気を逃がしてくれて、表面上はさらりと快適。
冬には、床の冷たさを伝えない代わりに、触っているところは保温をしてくれます。


こんな素材としての魅力を味わいながら・・・・






フィンランドで生まれたデザインと配色をお楽しみいただけたらと思います。


このデザイン・・・




ブラウン ・ ボルドー ・ ネイビー ・ ブルーグレー の組み合わせなので、インテリアとも合わせやすい、

大人の配色です。









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