ヴィンテージのカップ&ソーサーで好きなストーリーがあります。
リンドベリがデザインしている、ADAMとEVA。ご存知の方も多いと思いますが、アダムは白地にブルーのドット、イヴ(エヴァ)は赤地に白のドット。
反転していて、ペアというのが、とても洗練されていて素敵だなぁと憧れました。
そこで、当時考えたのが、何か対になるストーリー。
それぞれ単体で使っても、一緒に使っても楽しい。特に、それぞれを別々に使う場合は、気分で変えても楽しい。
という事で、カラーズ流、仕事の流儀としては、、、
素案でも相談。
ストーリーをもって、加藤さんに相談。
すると・・・ちょっと考えさせて。とのコメント。
しばらくすると、このカップのデザイン画が!!!
対になるものを考えて、ストーリーを組んだんだよね、との事。舞台はスウェーデンです。
・田舎 と 都会
・昼 と 夜
・太陽 と 月
・・・というデザインが組み合わされて、こちらのカップが出来ました。
(すでに、デザインについては下記の記事で公開済みです。)
さぁ、次なる難所は、実際の製品化です。
岐阜の陶器のメーカーさんにご協力いただき、製品化していきます。
そこで、今回は全面デザインの、色もできるだけ理想に近い色で、つくっていただきました。
さて、社内にあるカップは3点。
来社いただいたお客様にお出ししていますが、実は、違う色が混ざっているのです。
DICで色指定しながら、焼成作業が進んで完成するのですが、
この3点、1つだけ色が違います。
おわかりでしょうか?
担当の方にも、最大限ご協力いただき、デザインの版の大きさや、色に対して、かなりご協力いただいての製品化。
青が思った青より・・・濃かったのです。
この左のカップが、未発売サンプルです。
この後、次のストーリーとして、別なデザインのカップが製作されます。
こちらのストーリーはまた近々。
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