この日は、離れた場所に倉庫を持つディーラーさんとの約束。
朝8時に1件目の倉庫へ向かい、そこから約2時間かけて2件目の倉庫へ移動。
さらに3件目の倉庫へと続く、移動の多い一日です。
1件目の倉庫:コペンハーゲンらしいアイテムを発見!
デンマークの、賃貸を移動していくライフスタイルの中で、人間工学や暮らしの実用品としての視点から生まれた家具。
暮らしのシチュエーションに合わせた、普遍的で実用的な家具。
そんなデンマークデザインの特徴を改めて実感するアイテムに出逢ったのが、エレベーターテーブル。
このテーブルは、私がデンマークのヴィンテージ家具にハマるきっかけになった家具のひとつ。
高さ変えられる構造が、まさに「暮らしに寄り添う家具」そのものです。
今回は、W120cm~W140cmサイズのものを発見!
用途に合わせて柔軟に使えるデザインの魅力を改めて感じながら、慎重にセレクトしました。
分岐を間違えて、まさかの遠回り!?
買付中の車内は、情報交換の場でもあります。
「さっきの倉庫ではこういうのが良かったね。」
「次の場所では、このデザインのものを見つけたい!」
そんな会話に夢中になっていると…
気がつけば、道路の分岐を間違えてしまうこともしばしば。
今回も、「この道で合ってるはず…」と思っていたら、
2件目の倉庫に到着すると、先に着いていたディーラーさんから一言。
「あそこで、違う道に行ったでしょ?」
やはり、遠回りしていたようです。
「買付の話に盛り上がり過ぎましたね…!」と笑いながら合流し、早速家具のチェックを開始。
2軒目の倉庫:スマートサイズの家具、また発見!!
「こんなサイズの家具があったらいいな。」
そう思っていたサイズ感の家具に出逢える瞬間は、まさに最高の時間!
今回は、コンパクトなチェストを発見。
マンションや小さなスペースにもぴったりなサイズ感で、幅広い用途を考えられそうな、シンプルなデザイン。
こちらは、本町の3DAYS GRUNGE用にセレクト!
昨日のビョン・ヴィンブラッドの作品について
移動中、ついに届いた答えは…『NO PROBLEM』
えっ……?
「問題なし」ということは、つまり…原画ではなかったということ?
期待していた分、ほんの少しの落胆。
でも、それでも、素敵なデザインに出逢えたことには変わりない。
オーバルのフレームのヴィンブラッド作品を手に、喜んでくださるお客様の顔が浮かびます。
3件目の倉庫:最終アポイントで、FINISH! あっ!ネストテーブル!!
そして、最終の倉庫へ。
ここでは、コペンハーゲンのアパート事情についてディーラーさんと話しながら、最終セレクトを進めていきます。
「デンマークのアパートはコンパクトなんだよね。」
そんな話を聞きながら、限られたスペースの中でどんな家具が必要とされてきたのかを想像する時間は、
やはりヴィンテージ家具の魅力を深く感じる瞬間。
ここで、ついに待望のネストテーブルとの出逢い!
日程的にも、容積的にも、これが最後の倉庫。
「良かったー!」と、一安心。
しかも、タイルのデザインも、木部の組み方も、それぞれに違う個性を持ったものばかり!
ここまでのバリエーションが揃っているのは、本当にめずらしい。
そして、驚きのラストピース…!
すでに、昨日の段階で350点を越している今回の買付。
コンテナに入らなくなる可能性もあるため、慎重に選び続ける中…
最後の出逢いは、マンションにお住いのお客様が多い3DAYS GRUNGEにもぴったりな、コーナーキャビネット!
なんと、19年目にして初めての低めフォルム!!!
このコーナーキャビネットに出逢えた方は、ほんっとうに、うらやましいです。
「これもヤドリギのおかげでしょうか?」
そう思いたくなるような、特別な出逢いでした。
7日目へ続く…!