館内の次の展示室では、ホルムガードを代表するデザイナーたちの作品と歩みが紹介されていました。
その中でも、個人的に印象的だったのが、ペル・リュッケン(Per Lütken)。
1942年からホルムガードに在籍し、約3,000点ものデザインを生み出したといわれています。
発見!!!
リュッケンの作品には、手吹きガラスならではのやわらかさと、線の美しさがあります。
“完璧なかたち”よりも、“人の手が生み出す自然なゆらぎ”を尊ぶ彼の哲学は、
今日の北欧デザインの原点のひとつでもあります。
時代ごとに異なる色・形・文様のガラスが並び、ホルムガードの歴史を雄弁に物語っていました。
全く見たことがない作品や、ESSOのロゴマークまで!
(ESSOのロゴマークについても、詳しく調べてみたくなりました)
ガラスが人々の暮らしに寄り添う素材であり、
王室の特別な祝祭にも、日常の食卓にも登場してきたことが、次の展示で見えてきます。
写真にチラッと写っている方は、ホルムガードの解説をしていました。
そして――このランプも!!!
やはり、うつくしい。目を惹くデザインだなと改めてうれしくなりました。
(この展示の反対側には、KÄHLER/ケーラーの陶器が並んでいたので、ケーラーについてはまた別の機会に…)
次に続く展示は「FEST/CELEBRATION」。
ガラスが“祝うための光”として、人々の暮らしに溶け込んできたことを伝えています。
“Every Dane should be granted to own a Holmegaard glass.”
「すべてのデンマーク人が、ホルムガードのグラスを持つ幸せを与えられるべきだ」
という言葉が象徴するように、
ホルムガードは“みんなの祝うガラス”として、今もデンマークの暮らしに息づいています。
さまざまなアーテイストの超大作に圧倒される大空間!!!
クリエイティブな素材、大胆に可能性が広がる素材、さまざまなガラスの魅力を感じる大迫力の展示ゾーン。
ガラスが人々の暮らしに寄り添う素材であり、いろいろな表情を持っている事。
そして、王室の特別な祝祭にも、人々の日常にも登場していたことが、次の展示で見えます。
人々はホルムガードと共に、暮らしを祝い、光を楽しんできました。
炎の記憶から、祝うための光へ。
デザイナーたちの手を通して生まれたホルムガードのガラスは、
今も、日々の暮らしをやさしく照らし続けています。
次回は、この“光”がどんな形で今の暮らしに息づいているのか、続きの展示とともに、くわしく見て行きたいと思います。
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