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BY noriko niinuma | 2022-05-24 14:20:18 | 北欧ヴィンテージ 陶器, Jens H Quistgaard





こんにちは、NORIKOです。

あ、この本、まだデンマーク語でしか発売されていない本なのですが、ご存知でしょうか?

Staff Aさんが存在を見つけていて、私もちゃっかり購入しちゃいました。
1919年生まれのクイストゴーさん、生誕100周年の記念の年だったこともあり、ドキュメンタリーなど、いろいろな回顧展要素のある企画があったようです。
翻訳しながらじゃないと読めない(デンマーク語なので)のですが、クイストゴー本人へのインタビューと、過去の作品を約4000点?!収めているコレクションブックとしての側面もあり、、、内容を翻訳できないまま見ていても、見ごたえがたっぷり!!

今日はこの書籍から学んだ内容を簡単にまとめてご紹介しつつ、コーディアルとパレットについて、ご紹介したいと思います。

  Jens H Quistgaard (イェンス・クイストゴー)
  1919.4.23-2008.1.4(age89)

 *クイストゴーの生い立ち*

彫刻家でデンマーク王立アカデミーの教壇にも立っていた父と、アートペインターの母の間に生まれます。
 彫刻とアートペインターとは、立体と平面、どちらも素晴らしいですね。
そして、祖父は狩猟マスターでもあり、幼少期に祖父からデンマークの歴史と高貴な狩猟の伝統を学んでいる、とあります。
 クイストゴー自邸のカゴや木箱など、天然素材を使った道具の数々など、幼少期の様子を知ると、素材選びのセンスなどがより詳しく理解できるような気がしますね。非常に興味深いです。


彼は主に独学でした。父の彫刻の製作を手伝う時にドローイングを習い、1937-1940年にはAage Rafn とGustav Petersenの元でコペンハーゲン工科大学で学んでいます。ご本人曰く、Jorge Jensen のドローイングデザイナーからも、学んでいるそうです。
 クイストゴーが28歳の1947年、最初のカトラリー作品が発表されています。

 1954年、クイストゴーデザインのスタンド付きの鋳鉄鍋がミラノトリエンナーレ(3年に一度開催の芸術デザインの国際特別展)で、金賞を受賞。また、優れたデザイナーに贈られるルニング賞(デザインをもっと極めてねという賞金付きのデザイン賞、も受賞し、1年に2人の受賞)も受賞しています。

 1954年、、、1964年のビートルズ来日、1964年の東京オリンピックよりも、10年前ですね。

 そして、アメリカの実業家がヨーロッパを訪れた際に、彼の作品に触れる機会があり、DANSK社のメインデザイナーに選ばれます。

 駆け足でのご紹介になってしまいますが、実用的でスマートなうつくしさの有るクイストゴーの作品は、北欧だけでなくアメリカにも広まっていくことになります。


 クイストゴーがデザインした器のうち、今日ご紹介する、コーディアルとパレット。
 コーディアルについては、ハートモチーフが並び、
 製造していたのは、Nissen Denmark→Bing &Grondhal
 どちらもデンマークの会社です。

 今回、入荷している人気のコーディアルは、Bing &Grondhal社の時のお品です。




 カップ&ソーサー
 ピッチャー、クリーマー、ケーキ皿、そして・・・小さいお皿。

 こちら、小さいお皿のバックスタンプの写真。




 ”まごころ”を表す、コーディアルというデザイン名。
 うつわが集まると、ハートが増えて、魅力がグンとアップします。ときめきますね。






(この時点で、1枚SOLDで、この後、もう1枚SOLDになっています。。。。。)





この、表面のレリーフ(浮彫)によるデザイン、とても大人っぽくて素敵です。

カメラで動画撮影したものを、インスタにもUPしますので、ぜひご覧下さいね。
表面の凹凸に光が反射して、プリントやペイントとはまた違った表情で、素敵です。


さて、入荷すると真っ先にセレクトしてくださる、東京のお姉さま。
店頭でよく話題に出ているので、なんとなくご存知の方も多いかもしれません。。。


今回の東京のお姉さまのセレクトは、こちらです。↓




ご自宅のアイテムと、バランスを見て、アイテムを見て、サイズを見て、、、あれやこれやと。
この、アレやコレやと、という時間がとても楽しいのです。


さて、タイトルにもある、写真にも登場している、白いうつわ、”パレット”。



すでに、4枚ともSOLDになっておりますが、せっかくなのでご紹介させていただきます。




パレットは、コーディアルと同じハートをモチーフにした、浮彫が際立つ、うつくしいデザイン。
先の淡いグレーも大人っぽくて綺麗ですし、こちらのホワイトも、とても洗練された印象です。


おさらいすると、、、
コーディアル、という名称でご存知の方も多いと思いますが、コーディアルは、グレー系の2色が作られています。
(写真に登場している、グレーと、このグレーに白の釉薬をかけたライトグレーです)


そして、その後・・・パレットというシリーズ名で1973年にホワイトとパープルで発売されます。
また、ピンク、ターコイズ、ブラックが少量生産され、5色展開になったようです。




写真の中にも、登場していますね、こちらのスープ皿のデザイン。



また、改めてご紹介できるよう、他のうつわのリクエストとあわせて探していきます!!




また、こちらの本から学んだ内容も含めて、ご紹介させていただきますね。






そして、新しくリクルートページが立ち上がりました。
一緒にいろいろなコトにチャレンジしたいと思ってくださる方、こちらをご覧ください。


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BY noriko niinuma | 2022-05-12 12:00:00 | 北欧ヴィンテージ 陶器, Jens H Quistgaard

【暮らしにデンマークデザインを】 

Jens H Quistgaard Cordial











Jens H Quistgaard Palet














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気温が高くなってくると、

切り花の持ちが悪くなってきます。





ながーーーーく楽しんでいるガーベラ。






マメに切り戻してあげるといいのですが、


切り戻しは大切ですが、


当たり前ですが、切った分だけ短くなります。




そんな時、長さがあるときに楽しむ花瓶と


切り戻して楽しむ花瓶の両方があると、


きちんと花を楽しむ期間を長くとることができますね♪





短いフラワーベースを探していたのですが・・・


クイストゴーさんのこちらのキャンドルホルダー!






ピッタリ!!!







ガーベラみたいな大きなお花でも似合います。







水が心配な時は、テラヴィーバを一緒に



光の反射も綺麗に楽しめます。






大きく飾っているときは、広い空間で。


短くしたら、テーブルの上やちょっとしたスペースで。






出来るだけ長く、いっしょにいたいですね。















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こんにちは。

普段から、ダイニングテーブルのご相談が多いのですが、
お引越しがあったり、住み替えがあったり、
昔は大きめのテーブルが良かったのよね、、、
と暮らしの見直しにお越しいただく方も多いです。

お話を聞いていると、、、

テーブルを小さくしようかと思って・・・普段は2人だから
人が集まるときは、人が集まるときの対応を考えて・・・部屋が狭くなるし
あまり、重々しいのも最近の気分ではなくて・・・すっきりさせたくて

などなど、お住まいとお客様のライフスタイルに合わせて、正直なところ
見方・選び方は様々です。

その中でも、やっぱり、チーク材のしっとりとした質感や、ローズウッドの個性的な木目に
愛着をお持ちの方が多いという印象です。

今回は、私が15年間北欧の家具を見ている中で、とっておきのバージョンをご紹介します。
こちらの、正方形から長方形・楕円と、マルチに形を変えて使えるタイプ。

こちらの写真は、半円を1枚伸ばした状態です。



付属の板は4枚。
長方形2枚、半円2枚です。

脚も、ねじを外して脱着可能なので、簡単に言うと、軽自動車にも積めます。

長方形だけを追加すると・・・





このタイプは、真ん中に板を追加できるので、脚の位置が外側に移動していきます。
椅子を真ん中に増やしていく事ができますね。

詳細は、こちらのサイトでも詳しくご紹介させていただいております。



そして、思い切って・・・全部伸ばしてみると、



こんな感じになります!!! 広い!!!
向こう側が、遠くなりますね。

お誕生会もできますね。

テーブルのエクステンションについては、こちらの左右両脇からスライドして伸びるタイプも人気です。
4人用から8人用まで、エクステンションを広げて使うことができるので、、、

普段から、2人用までのコンパクトさは求めていないよ…という方には、こちらの方が人気です。


個人的には…この置き方がやっぱり見た目にもかわいらしくて、好きなのですが、



皆様のダイニングテーブルは、どんな形ですか?

今度、何かの企画をしてみようかしら。


では、今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。

素敵な1日を♪

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デンマークのデザイナー、Jens.H.Quistgaard(1919-2008)
イェンス・クイストゴーとよみます。


1954年から30年間、Dansk Designのチーフデザイナーとして活躍し、
当時からそのデザインは "スカンジナビアンモダンの代名詞" 
と言われるほどの人気ぶりでした。



コペンハーゲンに生まれ、幼少の頃から様々なものを作る才能があったようで、
コペンハーゲンの専門学校に入学する前にはすでに、
彫刻家の父、Harald Quistgaard より彫刻の手ほどきを受けていたとされます。

20代の頃になると企業向けのカトラリーセットのデザインをはじめ、
ステンレス鋼とチークのハンドルを組み合わせた最初のカトラリーセット【 Fjord 】や
トリエンナーレで受賞するキャセロール【 Anker-Line 】もこの頃のデザインです。

35歳のJens.H.Quistgaardをチーフデザイナーに迎えた
Dansk Designで彼は1954年から30年間の間に4000以上の製品をデザインします。

そのデザインは、当時のスカンジナビアンデザインの人気の高まりとともに
世界中で愛され、スカンジナビアンモダンの代名詞とされました。




また同年の1954年には、ハンス・ウェグナーやタピオ・ヴィルカラ、カイ・フランクも受賞している
ルニング賞、国際美術博覧会のミラノトリエンナーレで金賞と銀賞を受賞と、
Quistgaardのデザインが世界で認められた年となりました

50年代、60年代ではアメリカを中心に世界の各地でQuistgaardのデザインした
食器やキッチン用品が販売されるようになります。

Dansk Designを退社した1980年以降は拠点を変えつつも、
亡くなる数ヶ月前まで生涯を通してデザインをし続けます。

今でも憧れのデザインである
【Relief】や、【CORDIAL】といった美しい作品が残されています。




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